グランドピアノのフレームと支柱の役割|ヤマハの構造を図で解説

ピアノ百科事典 / グランドピアノ

グランドピアノの内部にある金属製のフレームと木製の支柱。これらは弦の強い張力を支える構造です。ヤマハの資料をもとに、それぞれの役割と組み合わせの工夫をご紹介します。

フレームと支柱はどこにある?

フレームは、弦の張力を受け止める金属製の構造物です。支柱はピアノの下側に組まれ、楽器の構造を支えています。上から見えるフレームと、その下の支柱の位置関係を、側面図で確認してみましょう。

グランドピアノのフレームと支柱の位置関係を示す側面図
グランドピアノの側面図。元資料から図を抜粋。
グランドピアノ底面の放射状に組まれた木製支柱
木製の支柱。赤い点線は元資料のコレクター位置表示。
グランドピアノの金属製フレーム
弦の張力を支えるフレーム。

放射状支柱とコレクター

元資料では、放射状に配置された支柱とフレームを「コレクター」という金具を介して一体化する構造が紹介されています。コレクターは、支柱の要となる部分をしっかりまとめる役割を担います。

支柱とフレームを組み合わせることで、響板から伝わる弦の振動がピアノ全体へスムーズに広がるように工夫されています。

ヤマハのフレーム・支柱の特徴

Vプロによるフレームづくり

Vプロで製造されたヤマハのピアノフレームの表面
フレームの表面と形状。

元資料では、Vプロ(バキュームプロセス)でつくられたフレームについて、美しい外観と、設計に沿った安定した形状が特徴として挙げられています。

支柱・側板・フレームを総合的に設計

ヤマハグランドピアノの木製支柱の配置
支柱の配置と組み合わせ。

支柱だけを単独で考えるのではなく、側板やフレームとの組み合わせ、響板や弦との関係を含めて設計することが大切です。元資料では、これらの関係を考慮し、適切な相乗効果を得られるようにしていると説明されています。

アリ組で支柱同士を接合

直支柱と曲線支柱をつなぐアリ組の接合部分
支柱の接合部。

直支柱と曲線支柱の接合には、「アリ組」という工法が用いられています。支柱同士をしっかりつなぐための工夫です。

ピアノ選びで構造を知る楽しみ

ピアノを選ぶ際は、音色やタッチに加えて、その音を支える内部構造にも目を向けてみてください。フレームや支柱の役割を知ると、外観からは見えにくいピアノづくりの工夫にも親しみが湧きます。

構造への理解を深めたうえで、実際の演奏で音や弾き心地を確かめることも大切です。ご購入や試弾については、フカノ楽器店へご相談ください。

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出典:ヤマハ「ピアノマニュアル」(既存記事掲載資料)。本文は同資料の説明をもとに再構成し、「ピアノ選びで構造を知る楽しみ」は本記事向けの補足解説として追加しています。図・写真は既存記事の掲載画像から抜粋しています。

資料で紹介されている構造の説明です。現行の全機種に共通する仕様を示すものではありません。

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