ピアノ購入に関するよくある質問
電子音と生のピアノの音にそれほど違いはないという方もいらっしゃいますが……。
「ピアニストにするつもりがないなら、電子ピアノで十分」という声をよく聞きますが、それは大きな間違いです。アコースティックピアノの弦の音は、体で響きを感じることができます。お子様が初めて触れるピアノだからこそ、本物のピアノで練習することが大切です。
ピアノを弾くことは、ただ音符を追う作業ではありません。小さなお子様ほどいろいろなことを素直に吸収しますし、何より幼少期は耳が発達する大事な時期でもあります。もう二度と戻らない大切なこの時期に本物のピアノに触れ、情操教育としてお子様なりの表現力を育んでください。
もしもたった数年でピアノを弾かなくなってしまったら…。
その時は、当社のピアノ買取サービスにお申込みください。高価買取をお約束いたします!
当社でオススメしているピアノに、前のユーザーのクセなどは付いておりませんのでご安心ください。
そもそもクセの付いたピアノとは、どのような状態を指すのでしょうか?
それは、前のユーザーの使用によって、響きやタッチ感が不揃いで弾きにくくなっているピアノです。具体的には、鍵盤が斜めになっていたり、高さがでこぼこであったり、深さがまちまちであったり、鍵盤と鍵盤の間隔が揃っていなかったり、ハンマーフェルトの消耗によって音色がキンキンしたり…。その状態は様々です。
当社では、これらの不具合を修繕した上で、商品として販売しております。例えば、傷んだフェルト類の交換や、バラついたタッチの調整などです。このような過程をクリアしていないピアノの場合、たとえ見た目がキレイな中古ピアノでも弾き心地が悪かったり、美しい音が出づらかったりと、あまり満足感は得られないかもしれません。キレイで価格が安かったとしても注意が必要です。
まずは、「現品を見て弾いて確認すること」が第一です。
中古ピアノは新品と違い1台1台の個性が強いので、ご自身で確認していただくのがベストです。
また、「後々のメンテナンスのしやすさ」「10年、20年以上経過した際の耐久性」「純正部品の安定した供給」などを考えると、ヤマハなど有名ブランドのよく手入れされたピアノを選ばれるほうが安心できるでしょう。
ピアノは、一般の消費者にとって品質の見極めがなかなか難しい商品です。
特に中古ピアノの場合、製造年が同じであっても、保管状態や手入れの程度によって、楽器としての性能が大きく異なります。
いずれにしても、オークションなどで現品に触れずに購入するのは危険です。やはり現品を目で見て、弾いてみて確認するのが良いでしょう。
また、現品を確認する際は、外見だけでなく、ピアノの中も開けて見せてもらいましょう。
当社では、ピアノに精通した技術者(ピアノ調律師)がピアノ内部の隅々までご説明いたします。
ピアノは上部全面のパネル、鍵盤のフタ、下部全面のパネルを外して、複雑な内部機構を見ることができます。当社では必ず内部をお見せしながら、「消耗部品の交換などがなされているか」「他に傷んでいる部品などはないか」をどなたにも分かるようにご説明いたします。これはご購入いただいた後、何年もの永きにわたって良好なコンディションでピアノを楽しんでいただくために、必ずご確認いただきたいポイントです。
次に、弾ける方がいらっしゃれば、実際に弾いてみて弾き心地や音色などを確かめてください。
音が異常にキンキンとしていたり、音色や鍵盤の弾いた感触にバラつきが多く感じられたりする場合は、整備が不十分である可能性があります。
結論から申し上げますと、その通りです。日本には世界に誇るヤマハピアノがありますので、特別な理由はさておき、安価な外国製品を当社は絶対にオススメいたしません。
例えば、外国製品の中には、ドイツのメーカー名に似たロゴとブランド名を付けて販売されている中国製品もあります。その価格は、ドイツ製ピアノの実に1/10!音量だけは立派でも音色はガサツで、タッチが妙に重かったりと、性能面で不満が出てくるでしょう。価格の安さだけを重視してしまうと、お子様のピアノの練習や演奏そのものが楽しくなくなってしまい、ずっと後悔することにもなりかねません。
ヤマハピアノの場合、製造番号で製造年代が分かります。
「古いから良くない、新しいから良い」というわけではありませんが、参考になると思います。製造年代は、販売店に聞けば教えてもらえますが、参考までに目安をご紹介いたします。
西暦 | 和暦 | 製造番号 |
---|---|---|
1960年 | 昭和35年 | 130,000 |
1970年 | 昭和45年 | 1,000,000 |
1980年 | 昭和55年 | 3,000,000 |
1990年 | 平成2年 | 4,900,000 |
2000年 | 平成12年 | 5,800,000 |
当社がお客様にご提供している「リニューアルピアノ」の場合、平均的な演奏頻度で一世代、つまり20~30年は使い続けられるものとして再生・手入れをしております。
※ただし、定期的な調律(同時に総合的なメンテナンス/日常の管理に対する適切なアドバイスも実施しております)を行えば、ピアノが使えなくなるということはまずありません。
理想的な保存状態(設置場所)にあり、定期的な点検(調律)を行っているピアノと仮定してお答えいたします。
ピアノ自体の寿命は100年程度ですが、ピアノ内部の部品(スプリング・テープ・コード・フェルト・クロス・鹿皮など)の寿命は、製造されてから30年~40年くらいです。部品の寿命を迎えたピアノが必ずしも弾けなくなってしまうわけではありませんが、音質が悪くなってきたり、音が出にくくなったりなどの症状が出始めます。
当社で扱っている中古ピアノは、購入していただいてから短期間で使用できなくなることがないように、消耗部品の交換など整備に時間をかけて仕上げています。
一般消費者同士の個人売買の場合、運搬時の費用負担や想定していない傷/不具合について、責任の所在と解決方法が不明確なことがあります。運搬費用、傷や不具合について解決費用をどちらが負担するかを事前に確認したほうが良いでしょう。
もちろん、現品確認は必須です。ご相談いただければ、本当に買う価値があるピアノかどうか、当社のピアノ調律師が鑑定に伺います!(鑑定料金に関しては別途お問い合わせください)
もちろん可能です。フリーダイヤル(0120-788-818)もしくはお問い合わせフォームからご連絡ください。
当社では、ピアノを購入されたお客様に下記のアフターサービスをご提供させていただきます。
安心の10年保証
※当社による約1年毎の定期的な調律・メンテナンスの実施が条件となります。
※消耗品の保証はありません。詳しくは保証書をご確認ください。
充実のピアノメンテナンス
遠方の場合、全国の優秀なピアノ調律師(一般社団法人日本ピアノ調律師協会の正会員など)が調律・修理にお伺いします。
当社でご購入いただいたピアノは、初回の納入調律に限り無料でお伺いいたします。
その後の有料定期調律につきましては、アップライトピアノで12,000円(税別)~です。
詳しくは「調律・修理」ページをご覧ください。
ピアノの選定方法について、ポイントごとにご説明いたします。
メーカー
メーカーによってそれぞれ独自の特徴を持っていますが、後々のメンテナンスのしやすさなどを考えると、ヤマハなど有名ブランドを選ばれるほうが安心できるでしょう。
大きさ
高さ120~130cm前後のものが標準的です。演奏をメインとして購入されるのであれば、標準の高さのものをオススメいたします。理論上では、背が高いものほど「音を響かせている響板の面積が広く取れる」「長い弦が張れる」などの理由から、奥行きのある音が出ます。その他、引っ越しが多い方、デザインを重視される方、置き場所が狭いなどの理由から、小型のピアノを希望される方もいると思いますが、標準タイプと比べた場合、多少音量が乏しかったり弾きづらかったり思うかもしれません。
製造年代
ピアノ内部のフレームなどに記してある機種や製造番号を確認することで、そのピアノの製造年式が判断できます。一般的に中古ピアノとして流通・販売されているものは、製造から20年~30年前後経っているものが中心です。
タッチ・音色
ピアノは1台1台タッチや音色が異なります。メーカーでも違いますし、製造年代や機種によっても様々です。当社では、お好みの音色やタッチを意識しながら比べるのをオススメいたします。ピアノのレッスンを受けられている場合、先生の使用しているピアノと比べる方が多いようです。先生のピアノとできるだけ(まったく同じものはありません)同じ傾向のピアノを希望される方は、事前にメーカーや機種などを確認されることをオススメいたします。
色・デザイン
黒以外の色が人気です。内部構造は同じでも、外装色やデザインの違いで、黒のものよりも価格が高くなる傾向があります。
ご予算
機種・デザイン・大きさ・色・製造年代などによって価格は様々です。高級機種・特別なデザイン・背の高いもの・黒以外の色などは標準のピアノよりも価格が高くなります。また、その中でも整備・点検・修理などがきちんとされているものほど、見た目のクリーニングしかされていないものよりも高くなります。
総合
- 演奏を重視するか、デザインを重視するか、またはその両方か?
- 初心者でまだこの先もピアノを続けるか分からない場合は、それほど高級品を購入しなくても良いでしょう。
- ピアノ経験者で、レベルアップを目的としている方は、高級機種やグランドピアノの購入を検討しても良いと思います。
- 中古ピアノの場合、古いものほど良い材料が使われていますが、今まで置いてあった場所の環境や、定期的な点検の有無で、ピアノの状態はかなり変わりますので、必ずしも古いピアノほど良いピアノとは言い切れません。