調律について
調律というと、まず毎年一度の定期調律が挙げられますが
その他にも様々なケースのご依頼があります。
- 実家に使ってないピアノがあるけど、移動させて調律もすればまた使えるようになるのかな?
- 引っ越してきて慣れない土地だから、どこに だれに頼めばいいのか分からない…
- 今の音の響きや鍵盤の弾き心地がイマイチしっくりこない。もうちょっと弾きやすくなるといいのにな。
上記はほんの一例ですが、どれも解決できることが多い事例です。
お客様のご希望を伺った上で、最大限の手助けができることをお約束いたしますので、ぜひ気軽にご相談ください。
調律料金
アップライトピアノ | グランドピアノ | |
---|---|---|
新規お申込み | 15,000円~ (税込16,500円~) |
18,000円~ (税込19,800円~) |
定期調律 | 13,000円~ (税込14,300円~) |
16,000円~ (税込17,600円~) |
タッチ調整 音質調整 |
お問い合わせください |
購入後のアフターケアについて
当社取り扱いピアノは消耗部品・損傷部品を交換するなど万全のメンテナンスを行っておりますが、さらに安心の長期保証(全商品10年保証 ※当社による有料の定期調律の実施が条件となります)が付いております。
正常な使用状態における故障は、当社の保証規定に基づき無料で修理いたします。
ただし、ピアノは定期的なメンテナンスを実施して初めて100%の能力を発揮できる楽器ですので、定期調律が長期間空いた場合はトラブルの可能性がぐんと上がってしまいます。
そのため、最終調律日より丸2年間を超過している場合は有料での修理・調整となる場合がありますのでご了承ください。
最も発生率が高いのがこの虫喰いです。その主犯格はヒメマルカツオブシムシで、300日に及ぶ幼虫時期に動物性繊維(衣類なども含む)を食べて成長します。
写真中で赤や緑の部品はフェルト(またはクロス)と呼ばれ、多くの場合は羊毛(天然素材)でできていますので、この虫にとっては御馳走が目の前にあるような状況です。
定期的なメンテナンスでは、部品の分解などピアノ内部の細かい部分を見て行きますので、自然と早期発見につながるのですが、3年…5年…10年と長期にわたってメンテナンスがなされない場合、ほとんどの場合でこの虫喰い被害が発生し、部品が食い荒らされた手遅れの状態になっています。
ピアノに使われているフェルト部品は、人体に置き換えると【軟骨】のような存在で、鍵盤や各部品をスムーズかつ静かに動作させるという非常に重要な役割を担っています。もし部品交換が必要なまでに虫喰い被害が深刻な場合は、調律料金の倍以上の費用がかかることも多々ありますので、そうなる前に早期発見できるよう、定期的な調律・メンテナンスを強くオススメいたします。徹底的な清掃・部品の修理・防虫剤の設置で元に戻ります。
正常な部品の状態
虫喰い被害で部品の原型がありません
ネズミ被害の発生条件として、都心部よりも郊外にある住宅/自然環境が豊かでネズミが出やすいというポイントがあります。
虫喰いと同じように、ピアノ内部の部品(木部品・フェルト部品)をかじり取って、多くの場合は鍵盤の下にあるスペースに作る巣の材料とします。また、生き物から発せられる湿気が原因のトラブル(鍵盤や可動部品の動きが悪くなる)や、尿による弦などのサビ被害にもつながります。
現在のピアノはネズミが入りにくい構造になっていますので被害はほとんどありません。ただし、一定年数以前のピアノにはネズミ返しとなる部品が存在せずネズミの侵入を許してしまい、被害につながります。
被害にあった場合は、部品の修理とあわせて ネズミが入らないようにする対策も必要となります。カタカタ変な音がする・鳴らなくなった音がある・極端に動きが悪い鍵盤がある…という場合は、もしかするとネズミが入っているかも知れませんので、早めの対策をオススメいたします。
虫喰いと鼠害のコンボ
緑の綿に見えるのがネズミの巣です。